非抜歯矯正・MFT

歯を抜かない矯正

矯正治療=抜歯?

矯正治療=抜歯?

矯正治療=抜歯とは限りません。大切な歯を残すことも可能です。歯科医師である以上、患者さんの大切な歯を残すことが、第一の選択肢であるのは当然だと考えています。

抜いた歯は、二度と元には戻りません。最小の介入(非抜歯)で、最大の効果(整った歯並び)を得ることを目標に、非抜歯矯正に力を入れて取り組んでいます。すべての歯並びに対して、非抜歯矯正が行えるわけではありませんが、「可能な限り、歯を残したい」という思いで治療します。

非抜歯矯正とは

SH療法

SH療法

SH療法とは。取り外し式の矯正装置を使用し、歯列の土台である顎の骨を広げて、歯が並ぶためのスペースを確保する治療です。お子さまだけでなく、成人の方でも受けられます。

SH療法では、原則、抜歯は行いません。大切な歯を残したまま、機能美を追求した歯並びを実現させます。装置の装着時間は、就寝中も含めて1日10時間です。学校や職場に装着していく必要がないので、矯正治療中の口元の見た目を心配する必要はありません。また、従来のワイヤー矯正や、スクリューを使った拡大と比べて、少ない痛みで治療することが可能です。

SH療法の特徴

歯を抜きません

SH療法では、原則、抜歯は行いません。大切な歯を残したまま、歯並びを整えることが可能です。

成人でも受けられる

SH療法は、お子さまだけでなく、成人の方も受けられます。「成人してからでも、顎の骨は広がるの?」と不安な方もおられることでしょうが、ご心配はいりません。適切に治療すれば、きちんと拡大させることは可能です。

まわりの人に気づかれない

SH療法で使用する装置の装着時間は、就寝中も含めて1日10時間。学校や職場に装着していく必要がないので、矯正治療中の口元の見た目を心配する必要はありません。お友達や職場の同僚など、まわりの人に気づかれずに矯正治療が受けられます。

従来よりも痛みが少ない

SH療法は、従来のワイヤー矯正やスクリューを使った拡大と比べて、少ない痛みで治療することが可能です。

後戻りが起こりにくい

SH療法は、従来の矯正治療よりも、後戻りが起こりにくいとされています。

機能美を追求します

お顔の雰囲気に合わせて矯正

お顔の雰囲気に合わせて矯正

患者さんに、SH療法の仕上がりをご説明する時に、このようなお話をさせていただいています。

「抜歯をともなう矯正治療は、審美性を追求した治療です。一方、SH療法は、機能美を追求した治療です」

SH療法では、患者さんお一人おひとりのお顔の雰囲気に合った形に、歯を並べていきます。さらに、良好な噛み合わせが得られるケースが多いのも、特徴の1つです。審美性を追求するか、機能美を追求するか、それは患者さんのお考えによっても異なることでしょう。そのため、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご説明したうえで、患者さんに選択していただくようにしています。

非抜歯矯正の料金

※価格はすべて税抜表示です

矯正費用

(お子さま、大人の方ともに) 400,000円

※相談料・検査料・診断料、すべて無料

調整料・クリーニング料 1回5,000円程度

ブラケット矯正も実施しています

矯正治療の中でもっとも一般的な方法であるメタルブラケットによる矯正治療では、ブラケットという金属の装置を使用して行う矯正治療です。
矯正する歯の一本一本にブラケットという小さな器具を取り付けます。この器具はワイヤーを通して固定させるためのものです。
ブラケットに通したワイヤーを少しずつ引っ張り、歯列全体の形を整えていきます。

各料金
セラミックブラケット矯正 700,000円
メタルブラケット矯正 650,000円

※月1回5,000円

MFT(口腔筋機能療法)

MFTとは

歯並びが悪くなる原因には、様々な要因がありますが、大きく分けると生まれつき歯が大きかったり顎が小さかったりすることによって引き起こされる「遺伝的要因」と、口腔周辺筋が弱まっていたり姿勢が悪かったりすることによって引き起こされる「環境要因」の2つで説明されます。「環境要因」だと、口腔周囲筋の機能不全がある場合は正常な顎の発達や呼吸、発音、咀嚼、嚥下(飲み込み)が正しく行われず、歯並びが悪くなる場合があります。 また、指しゃぶり、頰杖などの悪習癖、悪い姿勢、その他様々な原因が歯並びを崩す原因となります。

MFTとは、食べる(咀嚼)、飲む(嚥下)、発音、呼吸、舌の位置、口唇の位置などの改善を目的とした各種トレーニングを行うことにより、歯並びに関係している口腔周囲筋を正常な環境に整えることです。

なぜMFTを行うと良いのか?

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口の外側には唇や頬、内側には舌があります。いつも唇が開いていたり、舌が口からはみだしていたりすると、筋肉の圧力により歯が望ましくない方向に移動し、歯並びが悪くなる場合があります。 また、歯の矯正治療を行っても、上記のような状態だと歯が元の位置に戻ってしまう可能性もあります。 MFTは、これらを防ぐために必要な矯正治療の1つです。

MFTの訓練内容

MFTには3つの要素があります。

スポット

姿勢を良くして、鏡を見ながら1)と2)を交互に5~10回行います。
1、お口周りの筋肉の力を強くする。
2、スティックをはずし、舌尖をスポットにつけ、5つ数える。

ティップ

1.スティックを口の前に垂直に持つ。
2、舌を前方に出し舌尖をとがらせ、舌とスティックの両方で3秒間押し合う。
3、スティックを離し、力を抜いて口唇を閉じて休む。5~10回繰り返す。

MFTの訓練内容

Step 1:検査

お口周りの筋肉の状態を検査します。

Step 2:診断

治療計画をご説明します。

Step 3:通院

段階的に進むトレーニングを順に練習していきます。

Step 4:自宅

ご自宅で、毎日練習します。

Step 5:繰り返す

課題ができたら、次のトレーニングに進み、Step 3~4を繰り返し実践する

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